洗顔後の乾燥しやすい肌に潤いを与える化粧水の正しい使い方を学びます。肌を健やかに保つための必須ステップです。
洗顔後の肌に化粧水(ローション)を使う目的は、失われた水分を補給し肌を整えることです。男性の肌は水分量が女性の約1/2~1/3と少なく、水分が蒸発しやすい傾向があります。そのまま放置すると乾燥や肌荒れの原因になるため、洗顔後すぐに化粧水で水分を与え潤いバランスを整える必要があります。化粧水は肌に水分をチャージして柔軟にし、後に使う乳液やクリームの浸透を助ける役割もあります。
適切に化粧水を使うと肌のコンディションが劇的に向上します。水分不足でカサついていた肌に潤いが行き渡り、キメが整ってなめらかな肌触りになります。例えば化粧水使用前は洗顔後につっぱりや粉吹きがあった肌も、使用後はしっとり柔らかくなり、乾燥による小じわやくすみが目立ちにくくなります。
ビフォー: ゴワついた乾燥肌
アフター: 水分を含んで透明感のある健やかな肌
洗顔後の肌はデリケートで乾燥しやすいため、できるだけ早く(目安は洗顔後10分以内)化粧水をつけます。入浴後も同様に、早めの保湿が乾燥予防の鍵です。
化粧水の適量は製品にもよりますが、一般的に500円玉大(直径20~25mm程度)が目安です。ケチらず十分な量を使いましょう。少なすぎると肌全体に行き渡らず効果半減です。
手に取った化粧水を軽く両手になじませ、まず頬など顔の内側から外側に向かってゆっくり広げます。このときパンパンと強く叩き込まないこと。赤ちゃんの肌に触れるようなイメージで、指や手の力を抜いて顔を包み込むように押さえながらなじませます。
目元・口周りなど特にカサつきが気になる部分には、化粧水を少量追加で付け足します。指先でトントンと優しく重ねづけし、潤いを補給します。全体になじんだら、手のひら全体で顔を包み込みハンドプレスして浸透を促します。
化粧水で肌にたっぷり水分を入れたら、そのまま蒸発しないよう乳液やクリームを後につけて油分のベールでフタをします。化粧水→乳液が基本の流れなので忘れずに。
資生堂UNOの保湿化粧水。ポンプ式で使いやすく、2種のヒアルロン酸配合でしっとり潤うのにベタつきません。手軽さとコスパで初心者に人気です。
日本酒のコクを活かした高保湿ローション。無香料で大容量かつリーズナブルなため毎日惜しみなく使え、乾燥肌~普通肌の男性に好評です。
ロート製薬の男性向け薬用化粧水。高浸透ビタミンC誘導体とグリチルリチン酸2K配合で、シミ予防と肌荒れ防止に効果があります。ニキビ跡や日焼けダメージが気になる方におすすめです。
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トレンドのユニセックスコスメ「ボッチャン」の化粧水。みずみずしい使用感ながらエモリエント効果も感じられ、肌がサラサラに整います。
洗顔後しばらく放置して肌が乾いてから化粧水をつけても効果半減です。水分がどんどん蒸発し、乾燥が進んでしまいます。洗顔・入浴後はできるだけ早く化粧水で保湿を開始しましょう。「お風呂上がり10分以内」が目安です。
ケチって数滴程度しか使わないと顔全体に行き渡らず、十分な潤い効果が得られません。500円玉大など適量を守り、ケチらずたっぷり使うことが大事です。
化粧水をつける際、パッティングと称して強く叩いたり擦りこんだりすると刺激で肌が赤くなったりします。肌への刺激は最小限に。優しくハンドプレスで包み込むようになじませます。
化粧水は水分補給が目的なので、それだけだと蒸発して結局乾燥してしまいます。乳液・クリームでの保湿をセットで行います。特に乾燥肌や冬場は乳液+クリームでフタを。
アルコールの強い収れん化粧水を敏感肌なのに使ってヒリヒリ…など、肌質に合わないものは逆効果です。自分の肌質・悩みに合う化粧水を選びましょう。可能なら購入前にテスターやサンプルで試すのがベストです。
実は化粧水成分の80~95%は水ですが、残り5~20%に配合された成分が肌に大きな違いを生みます。近年はヒアルロン酸やセラミド、ビタミンC誘導体など有効成分入りの機能性化粧水が多数登場。成分に着目して選ぶ上級テクもあります。
メンズ美容の専門家は「化粧水だけでは不十分な場合も。乳液やクリームも使うのがおすすめ」と述べています。特に乾燥が気になる冬場はクリーム追加が◎とのこと。まずは化粧水+乳液の2ステップが基本なので、セットで揃えておくと良いでしょう。
男性が女性用の化粧水を使っても問題ありませんが、男性肌は女性よりオイリーで毛穴が目立ちやすく水分が少ないので、やはりメンズ向けの方が相性が良いです。男性コスメは皮脂に負けにくい処方や好みの香りで作られており失敗しにくいようです。
プロのアドバイスとして、シェービング後は化粧水でアフターシェーブすると良いです。ヒゲ剃りで失われた潤いを補い、殺菌・抗炎症成分配合のローションならカミソリ負けも防げます。アルコール刺激が苦手な場合は敏感肌用ローションを選びましょう。
次のステップ
コンシーラーの使い方 →